【2025年最新】ニュージーランドのワーキングホリデー丸わかりガイド!費用やビザについても解説
ニュージーランドでのワーキングホリデーは、美しい大自然の中で生活しながら、異文化を体験し、働くことができる魅力的な制度です。
本記事では、ニュージーランドのワーホリに必要なビザの情報から、気になる費用、現地の生活、人気の都市、注意点までを網羅的に解説します。
ニュージーランドのワーホリの概要
ニュージーランドのワーキングホリデー制度は、日本とニュージーランドの間の協定に基づいており、若い世代が異文化理解を深めながら、最長1年間(条件により最長3か月の滞在延長が可能)現地で就労・滞在できる特別なビザです。
この制度を利用することで、単なる観光旅行では味わえないニュージーランドの魅力を体験することができます。
ニュージーランドについて
南太平洋に浮かぶ島国、ニュージーランドは、なんといっても大自然が魅力です。気候は温暖で過ごしやすく、四季もはっきりしているため、一年を通して様々なアクティビティを楽しむことができます。
また、マオリ文化を大切にしている多文化社会であり、フレンドリーで親切な人々が多いことでも知られています。治安も比較的良く、初めて海外で生活する方にとっても安心できる国と言えるでしょう。
ニュージーランドのワーホリビザの概要
ニュージーランドのワーキングホリデービザは、ビザ申請時に18歳から30歳(一部の国籍によっては35歳)までの健康な方を対象としています。この対象年齢はビザ申請時のものなので、渡航時に31歳になっていても問題ありません。
このビザを取得することで、最長12ヶ月間(農場の仕事に3か月携わることで最長3か月の滞在延長が可能)ニュージーランドに滞在し、就労や就学(最長6ヶ月)が許可されます。
ビザの申請はオンラインで行われ、一定の条件を満たす必要があります。
ビザの申請には何が必要?
・有効なパスポート※有効期限が入国後15ヶ月以上という条件のため、注意が必要です。 ・滞在資金の証明と資金源の証明 ∟$4200 (約38万円) 以上の資金を持っている証明(銀行の残高証明など) ・帰国用フライトのe-ticket控え、または、帰国用フライトを購入できる分の資金証明 ・パスポート以外の第二の身分証明運転免許証または出生証明(戸籍抄本など)※原本に加えて英翻訳も必要です。 |
ビザ申請方法
ニュージーランドのワーキングホリデービザ申請は、原則としてオンラインで行われます。
まず、ニュージーランド移民局の公式サイトにアクセスし、ワーキングホリデービザの申請ページに進みます。
そこでアカウントを作成し、必要事項を入力していきます。
申請フォームでは、個人情報、パスポート情報、健康状態など、詳細な情報の入力が求められます。
申請料の支払いはクレジットカードで行います。申請後、移民局による審査が行われ、通常数週間から数ヶ月で結果が通知されます。
ニュージーランドワーホリの魅力
次は、ニュージーランドでのワーキングホリデーの魅力を6つご紹介します。
時給が高い
ニュージーランドは、先進国の中でも比較的最低賃金が高く設定されています。
そのため、ワーキングホリデーで働く場合でも、安定した収入を得やすい傾向にあります。
しっかり働いて貯金することも可能ですし、生活費を稼ぎながら旅行を楽しむこともできます。
多民族国家で生活できる
ニュージーランドは、先住民族であるマオリをはじめ、ヨーロッパ系、アジア系、太平洋諸島系など、多様な民族が共存する多文化国家です。
そのため、日常生活の中で様々な文化や価値観に触れることができ、国際的な視野を広げることができます。
食文化や習慣の違いを体験することも、ニュージーランドのワーキングホリデーの魅力です。
就労期間の制限がなく就学可能期間も長い
多くのワーキングホリデー制度では、同一雇用主の下での就労期間に制限がありますが、ニュージーランドのワーキングホリデービザにはそのような制限が無く、気に入った職場で長く働くことが可能です。
また、最長6ヶ月間の就学も認められているため、語学学校に通ったり、興味のある分野を学んだりする時間も確保できます。
働くことと学ぶことのバランスを取りやすいのが、ニュージーランドのワーキングホリデーの特徴です。
自然豊かな環境でリフレッシュできる
ニュージーランドの最大の魅力の一つは自然です。
例えば、北島には温泉地帯として有名なロトルア、南島には息をのむほど美しいテカポ湖などがあり、週末や休日には気軽に足を運んで、その雄大な自然を満喫することができます。
アウトドアアクティビティを楽しめる
豊かな自然に恵まれたニュージーランドでは、さまざまなアウトドアアクティビティを楽しむことができます。
ハイキング、トレッキング、カヤック、ラフティング、バンジージャンプ、スキー、スノーボードなど、一年を通してアクティブに過ごせる環境が整っています。
スローライフを満喫しながら勉強できる
ニュージーランドは、一般的に日本よりも時間の流れがゆっくりと感じられるかもしれません。
人々は穏やかでフレンドリーで、自然との調和を大切にするライフスタイルが根付いています。
そんな環境の中で、焦らずに自分のペースで語学学習に取り組んだり、趣味に没頭したりすることができます。
都会の忙しさから解放され、自分自身と向き合う時間を持つことができるのではないでしょうか。
ニュージーランドのワーホリにかかる費用は?
項目 | 費用の目安 |
パスポート申請料 | 5年 1.1万円 / 10年 1.6万円 |
ビザ申請料 | 日本国内からの申請は無料 |
IVL(観光税) | $100 (約9,000円) |
渡航費(片道) | 約8万円 |
海外保険料 | 1年間で $863 (約77,670円)が目安 |
アコモデーション初期費用 | $300 (約27,000円)程度、ステイ先によって変動 |
有給インターンプログラム費 | $3,360 (約302,400円)(インターンシップPlusの場合) |
家賃(12ヶ月分) | 約 $13,000 (約1,170,000円)(週$250 (約22,500円)x52週) |
食費(12ヶ月分) | 約 $5,200 (約468,000円)(週$100 (約9,000円)x52週) |
お小遣い(12ヶ月分) | 約 $6,000 (約540,000円)(月$500 (約45,000円)x12ヶ月) |
帰国分の航空券(片道) | 約 8万円 |
合計 | 約277万円 |
ニュージーランドで1年間のワーキングホリデーをした場合の出費の目安は約277万円です。
ですが、時給$25 (最低賃金はNZ$23.50ですが、クイーンズタウンなどでは$25以上での採用実績も多数あります)のアルバイトを月に120時間×12ヶ月することができれば、貯金分にほとんど手をつけずに日本に帰ることも!
ただし、ワーキングホリデーは現地で何をするかによって費用がまったく異なります。
たとえば「まずは英語力をアップしてから仕事を探したい」という方の場合は3ヶ月で約100万円ほどプラスされるので、
自分のプランに合わせて予算計画を立てるようにしてくださいね。
ニュージーランドワーホリでの収入の目安
ニュージーランドの最低賃金
これまでの実績から、クイーンズタウンなど人気の観光地では平均時給は$25となっており、タイミングによってはもっと高い時給で募集がかかっている場合もあります。
時給 $25で週30時間働いた場合の収入例
G&Pではインターン先をご紹介する際、ホテル側との契約で週30時間以上の勤務を保証しています。
時給$25で週に30時間、12ヶ月働いた場合、$25x30時間x4週間x12ヶ月で$36,000(およそ320万円)の収入が見込めます。
ここから税金が引かれるため、手取りの見込みは$33,000くらいになりますが、帰国の際にタックスリターンで還付金を得られる可能性があります。
タックスリターンについてはこちらをご参考ください(英語のみ):
https://www.ird.govt.nz/pages/campaigns/end-of-tax-year
ホリデーペイについて
ニュージーランドでは1年間で4週間の有給休暇を付与することが法律で義務付けられています。
ですが、ワーキングホリデーの場合は1年以内で退職することが多いため、職場や雇用形態によっては有給休暇分に当たる8%分の金額を退職時に払う、もしくは通常のお給料に乗せて払う形が取られています。
詳しくはこちらのEmployment NewZealandのページをご参考ください(英語のみ):https://www.employment.govt.nz/leave-and-holidays/annual-holidays/fixed-term-changing-patterns/
ニュージーランドの税金について
日本と同様、ニュージーランドも収入に応じて所得税が引かれます。
所得税の税率は収入額によって異なり、2025年4月時点では下記のとおりです。
収入が$0 - $15,600:10.5%
収入が$15,601 - $53,500:17.5%
収入が15,601ドルを超えた際には、15,600ドル分の税率は10.5%、オーバーした差額分の税率は17.5%となります。
ニュージーランドのワーホリで人気の都市4選
ニュージーランドには、それぞれ異なる魅力を持つ都市が数多くあります。
どの都市を選ぶかは、ワーキングホリデーの充実度を大きく左右する要素の1つです。
オークランド
北島に位置するオークランドは、ニュージーランド最大の都市であり、国内総人口の実に33.2%が暮らす経済の中心地です。
「シティ・オブ・セイルズ」とも呼ばれ、美しい港とヨットハーバーが象徴的です。
多くの企業や語学学校が集まっているため、仕事や学びの機会が豊富です。また、交通機関も発達しており、生活しやすい環境が整っています。
ウェリントン
北島の南端に位置するウェリントンは、ニュージーランドの首都であり、政治・文化の中心地です。
また、「ウィンディ・ウェリントン」と呼ばれるほど、いつも強い風が吹いていることで有名です。
コンパクトな街の中に、ニュージーランド国立博物館をはじめとする多くの文化施設が集まっています。カフェやレストラン、バーなども充実しています。
クライストチャーチ
南島最大の都市であるクライストチャーチは、「ガーデンシティ」とも呼ばれ、美しい公園や庭園が多いことで知られています。全体的に英国風の落ち着いた雰囲気が漂っている街で、「世界の中でイギリスの次にイギリスらしい街」と言われています。
2011年の地震からの復興が進んでおり、新しい建物と歴史的な建造物が共存する独特の景観が広がっています。
英国の面影を感じさせる落ち着いた雰囲気の中で生活したい方におすすめの都市です。
クイーンズタウン
南島の南西部に位置するクイーンズタウンは、世界的に有名な観光都市です。
バンジージャンプ、ラフティング、ジェットボート、スキーなど、一年を通して様々なアドベンチャースポーツを楽しむことができ、世界中からアクティビティ好きが集まります。
観光業が盛んなため、ワーキングホリデーの仕事も見つけやすい傾向があります。一方で、家賃は他都市と比較して高い水準にあり、特に冬のスキーシーズンには住居(フラット)を見つけるのが難しくなる点には留意が必要です。
ニュージーランドのワーホリで注意すること
ワーキングホリデーの場所として非常に魅力的なニュージーランドですが、日本との違いには注意が必要です。
日本より物価が高い
一般的に、ニュージーランドの物価は日本よりも高い傾向にあります。特に、家賃や食料品などは、都市部を中心に高く感じることが多いでしょう。
事前にしっかりと予算を立て、節約を意識した生活を送ることが重要です。自炊を心がけたり、シェアハウスを利用したりするなど、工夫次第で生活費を抑えることは可能です。
ニュージーランドの治安:安心して楽しむために
ニュージーランドは、世界的に見ても治安が良い国の一つで、多くの地域で安心して過ごすことができます。とはいえ、日本とは異なる環境であることを意識し、訪れる場所や時間帯によっては注意が必要な場面もあります。
特に都市部や観光客が多く集まるエリアでは、スリや置き引きといった盗難が発生することもありますので、日本にいる時と同じような感覚で無防備に過ごすのは避けましょう。
<H3> 衛生面・医療面に注意
ニュージーランドの衛生基準は高いですが、日本とは異なる点もあります。例えば、水道水は基本的に飲用可能ですが、地域によっては注意が必要な場合があります。
医療について、外国人旅行者やワーキングホリデーの人は基本的に医療費が自己負担となります。そのため、海外旅行保険への加入は必須です。
Gina & Partnersではプログラムにご参加の皆さんに対して、ニュージーランド現地の保険会社を無料で手配しています。
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紫外線が強い
ニュージーランドは、日本よりも紫外線が非常に強いことで知られています。
特に夏季は日差しが強く、短時間で日焼けをしたり、肌にダメージを受けたりする可能性があります。
外出時には必ず日焼け止めを塗り、帽子やサングラスを着用するなど、紫外線対策を徹底することが重要です。
ニュージーランドのワーホリならGina & Partnersにお任せください
Gina & Partnersではワーキングホリデービザを使って本気で働きたいという方のために、有給インターンシッププログラムを提供しています。
ワーホリビザを使った有給インターンシップ
英語力を生かし、渡航後すぐに仕事開始。留学経験者・英語上級者向けのプログラムです。
ニュージーランド到着の約1週間後から現地の優良企業での勤務を開始します。
配属されるポジションは個人の英語力や選択されるプログラムによって異なりますが、多国籍なスタッフに囲まれながら完全英語環境で働く事により、より実践的でグローバルな英語を身につけ、生活文化・仕事文化の違いを含め国際社会の理解を深める事を目標としたプログラムです。
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インターンシップとワーホリって何が違うの?
ワーキングホリデービザを利用しての渡航・就業という点では共通していますが、英語力を上げてキャリアアップに繋げたい、海外就職を目指したい、無給のインターンでもいいので経験を買いたい、海外で遊んでいたと思われたくない、という本気度の高い方を対象としている点が大きく異なります。
ニュージーランドのワーホリのよくある質問
ニュージーランドのワーホリのメリットはありますか?
ニュージーランドのワーホリのメリットは比較的高い賃金で生活費を稼ぎながら、美しい自然の中でリフレッシュし、多文化社会の中で国際的な視野を広げることができることです。
また、就労期間の制限が緩く、最長6ヶ月の就学も可能なため、自分のペースで生活や学習を進められます。
ニュージーランドのワーホリ、仕事はあるでしょうか?
はい、お仕事を見つけること自体は不可能ではありませんが、近年、ワーキングホリデーの方がご自身でお仕事を探すのは以前より厳しい状況と言えます。
国内のレイオフ増加や求職者全体の増加、またワーキングホリデー特有の就労期間や英語力の課題などを背景に、競争が激化しているためです。
Gina & Partnersでは、このような厳しい状況でも皆様が安心して働けるよう、企業との強い信頼関係と「何かあった時の手厚いサポート体制」を強みとして、お仕事探しを支援しています。
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ワーホリのビザはどのように取れますか?
ニュージーランドのワーキングホリデービザは、通常オンラインで申請します。
ニュージーランド移民局の公式サイトにアクセスし、申請フォームに必要事項を入力、パスポートのコピーなどの必要書類をアップロードし、クレジットカードで申請料を支払います。
ニュージーランドのワーホリではどんな準備をしたほうがいいですか?
ビザ取得や十分な資金計画に加えて、海外旅行保険への加入、大まかな滞在計画、そして出発前の英語力の向上などが、現地での生活をよりスムーズにするために大切です。
渡航費や初期生活費に加え、特にご自身で仕事を探す場合は、すぐに見つからない可能性も考慮し、十分な資金と心の余裕を持っておきましょう。
海外旅行保険は任意ですが、万が一の事態(病気や事故、盗難など)に備え加入を推奨します。1年間の保険料目安は約NZ$680です(弊社ではNZ政府認定Orbit Protect保険の手配サポートも可能です)。
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また事前に、語学学校、仕事、旅行など、大まかな行動計画を立てておくと、限られた時間を有効に使えます。
ワーホリをするには、どのくらいの英語力(語学力)が必要ですか?
必須ではありませんが、日常会話程度の英語力があると、仕事探しや生活が比較的スムーズに進められます。渡航前に基礎的な英会話を学んでおくことをおすすめします。
Gina & Partnersでは、渡航前や渡航後に必要に応じた英語のサポートを有料にてご提供しております。