【2025年最新】ニュージーランド学生ビザ申請方法について!申請条件から必要書類や費用、注意点まで解説
ビザ情報に関しての注意事項
以下の情報は2025年5月現在の情報です。ビザの規定や申請条件は移民局の判断で随時更新されますので、申請の際には公式サイトで最新の情報をご確認ください。
審査結果については弊社では一切責任を負いかねます事、ご了承の上ご参考ください。
ニュージーランドの学生ビザについて
ニュージーランドで3ヶ月以上、フルタイム(週に20時間以上)で就学をするには、学生ビザを取得する必要があります。
※6ヶ月までの就学であればワーホリビザでも可能です。
※3ヶ月以内の就学であれば、NZeTA(ニュージーランド電子旅行許可証)でも可能です。
ニュージーランドにおける学生ビザ申請条件
ニュージーランド学生ビザの申請条件は下記の通りです。
ニュージーランド政府が認可する学校から正式な入学許可が出ていること
就学するコースがフルタイム(週に20時間以上)であること※オンラインコースは対象外
就学期間が14週間以上であること
その他の移民局が定める健康面、経済面、人格面などの諸条件を満たしていること
学生ビザ申請にかかる費用と支払い方法
学生ビザは、オンライン申請、窓口申請、郵送申請のいずれかの方法で申請します。
日本からオンラインで申請する場合、申請料は無料で、IVL(観光税)のNZ$100のみかかります。
日本からオンライン以外で申請すると、手数料が別途必要になります。
NZ国内から申請する場合、申請料:NZ$750+IVL:NZ$100の合計NZ$850がかかります。
※いずれも日本国籍の場合
申請に必要な書類
有効なパスポート | 入国日+1年3ヶ月以上の残存期間があること |
入学許可書 (Offer of Place) |
ニュージーランドの学校から発行された正式なもの |
滞在資金の証明と資金源の証明 | ・滞在期間が1年以上の場合は年間$20,000、1年未満の場合は月々$1,667(事前に支払われた宿泊費用は、これらの額から差し引いて良い) ・滞在資金の証明として、申請前1ヶ月以内に銀行で発行された英文の残高証明書が必要です。 資金の透明性を示すため、過去3ヶ月分の取引履歴も併せて提出することを推奨します。 ※申請直前の不自然な巨額入金は、資金として認められない可能性がありますので一度弊社までお問い合わせください。 ※証明書の名義は原則本人名義です。第三者(ご両親を含む)が費用をサポートする場合、その方のパスポート、INZ1014、及び本人との関係を証明する書類を追加でご提出ください。 |
パスポートサイズのデジタル写真 | ・6ヶ月以内に撮影されたもの ・jpgで保存されているもの ・500KB以上、10MB以下 ・横900ピクセル× 縦1200ピクセル以上、横4500ピクセル× 縦6000ピクセル以下 ・4:3の割合であること ・背景は白以外の薄い色の背景を使用 ・規定を満たしていれば自宅で撮影したものでも可 |
航空券 | 帰国用フライトのe-ticket控え、または、帰国用フライトを購入できる分の資金証明(約$1500ほど)が必要。 |
胸部レントゲン (Chest x-ray) |
胸部レントゲンが必要かどうかは、滞在期間と渡航歴によって異なります。 胸部レントゲン検査が必要な場合は、ニュージーランド移民局が指定する病院で受ける必要がありますのでご注意ください。 ⚪︎滞在期間が6ヶ月未満の場合:検査不要 ⚪︎滞在期間が6ヶ月以上〜12ヶ月未満の場合:以下のいずれかに該当する人は、胸部レントゲンが必須・自国が結核のリスクが低い国リストに載っていない場合(日本は結核のリスクが低い国リストに載っています) ・結核のリスクが低い国リストに載っていない国に、過去5年間で合計3ヶ月間より長く滞在したことがある場合 ⚪︎滞在期間が12ヶ月以上の場合:以下のいずれかに該当する人は、胸部レントゲンが必須です。 ・大学院博士課程で留学する人 ・NZ政府機関(Ministry of Foreign Affairs and Trade - MFAT)より奨学金を受けている人 ・交換留学生として留学する人 |
健康診断 (Medical examination) |
12ヶ月より長く滞在する、かつ、以下に該当する場合健康診断が必要です。 健康診断が必要な場合は、ニュージーランド移民局が指定する病院で受ける必要がありますのでご注意ください。 ・大学院博士課程で留学する人 ・NZ政府機関(Ministry of Foreign Affairs and Trade - MFAT)より奨学金を受けている人 ・交換留学生として留学する人 ・その他、移民局が定める健康項目に該当する人 |
無犯罪証明書 (Police certificate) |
無犯罪証明書は、17歳以上の方で、過去の滞在もすべて含めたニュージーランドでの合計滞在期間が24ヶ月以上になる場合に必要です。 提出が必要なのは、 ①ご自身の国籍がある国、および ②17歳になってから5年以上居住したことがあるすべての国の証明書です。 日本では各都道府県の警察本部で申請・取得でき、通常2週間から1ヶ月ほどで発行されます。 |
学費支払証明書 | 学費を支払った際の領収書など。 支払済み期間が記載されており、署名がされているもの。 |
申請書類に関する注意事項
✔︎書類の翻訳
学生ビザの申請で提出する全ての書類は、英語表記である必要があります。
日本語表記の書類がある場合は、専門の翻訳会社で英語に翻訳をする必要があります。
申請者が個人的に翻訳したものは、正式な書類として認められませんのでご注意ください。
弊社を通して書類の翻訳をご依頼頂くことも可能ですので、必要な場合はお知らせください。
✔︎申請者が18歳未満の場合
ニュージーランドの学校が指定する宿泊場所の予約確認書が必須になります。
この確認書は、入学許可書の中に含めることもできます。
学生ビザ申請に必要な期間の目安
一般的に、オンラインで全ての書類を不備なく提出してから、ビザが発給されるまでの審査期間の目安は、およそ4週間程度です。
ただし、これはあくまで目安であり、申請が集中する時期(例:1月や7月のコース開始前)や、追加書類の提出を求められた場合などは、さらに時間がかかる可能性があります。
そのため、コース開始日の3ヶ月から4ヶ月前には申請を完了させておくことを強くお勧めします。
ご自身で初めて申請される場合、英語の申請フォームの入力に手間取ったり、必要書類の細かな規定を見落としてしまったりすることもあります。
もし書類に不備があれば、追加書類の提出を求められ、審査が長引くケースが少なくありません。さらに厳しいケースとして、追加の案内なく申請がそのまま却下されてしまうこともあります。
その場合、異議申し立てはできず、再度申請料を支払って一からやり直すことになり、ビザの発給が入学日に間に合わなくなる可能性も考えられます。
Gina & Partnersでは、豊富な経験に基づいたビザ申請代行サービスも行っており、
お客様が安心して渡航準備に専念できるよう、複雑な手続きを正確かつ迅速にサポートいたしますので、ビザ申請が不安な方はぜひご検討ください。
ニュージーランド学生ビザのオンライン申請手順
学生ビザの申請をオンラインで行う場合、ニュージーランド移民局のホームページから行います。
大まかには下記の手順で申請します。
RealMeアカウント作成・ログイン
オンライン申請フォーム入力
RealMeアカウント作成・ログイン
ニュージーランドの様々な政府系サービスを利用するための共通認証システムが「RealMe」です。学生ビザのオンライン申請には、まずこのRealMeアカウントを作成する必要があります。
右上のLOG INをクリック
What would you like to do?
「Start, edit or check the status of an application」
Choose a visa or application type
「Student visa」
をそれぞれ選択し、Log inをクリック
RealMeのログイン画面に飛ぶので、Create a RealMe loginをクリック
メールアドレスを入力し、SEND CODEをクリック
このようなタイトルのメールが届き、6桁のCodeが記載されているので、そちらをRealMeの画面に戻って入力します。
入力が完了したらCONFIRM CODEをクリック
続けて希望するユーザー名とパスワードを入力し、Continueをクリック
続いて、電話番号と秘密の質問3つを入力
2つ目の電話番号とSecret PINは任意なので記入しなくても問題ありません
電話番号は日本の番号でも問題ありません
SMSでコードが送られてくるので、そちらを入力し、CONFIRM CODEをクリック
最後にこちらの画面で表示名(ユーザー名と同じにしても問題ありません)とメールアドレスを入力し、チェックを入れてAGREE AND CONTINUEをクリック
このような表示が出るので、登録したメールアドレス宛に届いたメールを確認し、メール内のVerification Link(認証リンク)をクリック
ブラウザが開き、Verification successfulと表示されご本人様確認が完了です
My Accountのページが開きますので、左のメニューからMaking an applicationを選択し、Student Visaを選択
オンライン申請フォームの入力
RealMeアカウントで移民局のシステムにログインしたら、学生ビザのオンライン申請フォームへの入力が始まります。
全ての質問は英語で書かれているため、内容をよく理解しながら慎重に回答してください。
入力途中で内容を保存することも可能ですので、焦らずに進めることができます。
各セクションごとに解説しています。確認したいセクションをクリックしてください。
※ビザの申請条件や手続き、ウェブサイトの仕様は、ニュージーランド移民局により予告なく変更される場合があります。
申請フォーム入力を開始するにあたり、以下の確認をされます。
1.申請するのは学生ビザで間違いありませんか?
2.マスター又は、ビザ、ユニオンペイカードをお持ちですか?
3.ニュージーランドのビザ保持者や申請者の扶養家族としてこの学生ビザ申請をされますか?(ご自身のビザを申請される場合はこちらは”NO”と回答してください
4.オーストラリアの市民権をお持ちですか?
5.難民または保護申請をニュージーランドでしていますか?
6.特別職業訓練の一環としての申請ですか?
上記に回答をし、Start my applicationをクリックして申請手続きを開始します
案内に従ってご自身の情報を記入してください
-National Identity Numberの欄は日本国籍の方はマイナンバーを入力してください
入力した情報を移民局がオンライン申請の適用可否を確認するために使用することに同意するかどうかを求められています。
内容を確認して「I agree」にチェックしましょう。
続いて、通う予定の学校の情報を入力します。
このページでは、留学中の生活費などの資金源について聞かれます。
資金源の参考:滞在期間が1年以上の場合は年間$20,000、1年未満の場合は月々$1,667(事前に支払われた宿泊費用は、これらの額から差し引いて良い)
ご両親など、第三者が負担する場合は”A third party (relative, friend or a supporting organisation) is providing a financial undertaking for me” を選択
ご自身で資金を負担する場合は”I have the required amount of funds to pay for my living costs, according to the visa I am applying for”を選択
また、その下で帰国便について聞かれます。
すでにチケットを購入済みの方は”I have pre-purchased travel”を選択
資金はあるがチケットはまだ手配していない方は”I have sufficient funds to purchase travel”を選択
第三者によって航空券が提供されている場合は”A third party has provided a financial undertaking of guaranteeing my outward travel”を選択
こちらのページでは健康状態に関する質問がされています。
・Do you have tuberculosis (TB)? : 結核を患っていますか?
・以下のいずれかに該当しますか?
Renal Dialysis:腎透析をしていますか?
Hospital care:病院でのケアを必要としていますか?
Residential care:在宅でのケアを必要としていますか?
Have you been identified as a person who requires special education services?:教育的支援を必要としていますか?
・When you applied for your last visa, did Immigration New Zealand ask you to provide any of the following medical information with this visa application?:前回のビザ申請時に、ニュージーランド移民局(INZ)から今回の申請で以下の医療情報の提出を求められましたか?
Chest X-ray Certificate → 胸部X線証明書
General Medical Certificate → 一般健康診断証明書
Any other medical information → その他の医療情報
I have not been asked to provide medical information → 医療情報の提出を求められたことはない
ニュージーランドの学生ビザを取得するための保険加入に関する宣誓です。確認したらチェックをして次に進みましょう。
こちらのページでは人格について問われています。
・これまでに有罪判決を受けたことはありますか?
・何かしらの犯罪の取り調べを受けたことがありますか?
・何かしらの犯罪で起訴されたことはありますか?
・NZ以外の国で過去に入国を拒否されたことはありますか?
・NZを除くいずれかの国でビザを拒否されたことはありますか?
・NZを除くいずれかの国から強制送還もしくは出国要請を受けたことはありますか?
・何かしらの犯罪の事情聴取のために、指名手配(出頭要請) を受けていますか?
・現在犯罪の取り調べを受けていますか?
・現在何かしらの犯罪により起訴されていますか?
こちらは社会人経験のある方のみご記入ください
NZ国内に友人や家族などはいますか?該当する場合はYesをクリックし、許可を得た上で連絡先を記入してください
・ビザ申請者ご本人様以外による申請の場合のみYesを選択してください。
・ビザ申請にあたりいずれかのサポートを受けましたか?
当社のビザ申請方法を参考にする事はこちらには該当しません。
他に支援を受けての申請の場合のみYesを選択してください。
パスポート形式の写真(顔と肩が正面から写っているもの)
パスポートまたは渡航書類の該当ページ
教育機関からの入学許可証(Offer of Place)
生活費が支払われたことを証明する書類
帰国時の渡航費用を確保していることを証明する書類
英語以外の書類は翻訳されたものをアップロード
最後の質問は、他に提出したい書類がない場合は「No」です。
最後にこちらの記載内容に誤りがないことを確認の上、「I agree」にチェックを入れてビザ申請の全ての項目の入力が完了となります。
最後に、IVLの支払いです。クレジットカードで支払う場合は、上の項目にチェックを入れましょう。
カードの詳細を入力して支払い完了です。
ニュージーランド滞在中の学生ビザに関する注意点
学生ビザを取得し、ニュージーランドでの留学生活がスタートした後も、ビザの条件を守ることが重要です。
条件違反は、ビザの取り消しや将来の入国禁止につながる可能性もあるため気をつけましょう。
出席率の維持と学業成績の重要性
学生ビザは、あくまで「学業」を目的として発給されるものです。
通学している学校のコースには最低でも80%の出席が求められ、これを下回ると最悪の場合、ビザが取り消される可能性もあります。
また、学業不振が続くと、ビザの更新が認められない場合もあります。留学の本来の目的を見失わず、日々の学業に一生懸命取り組みましょう。
ビザの有効期限と更新・延長手続きについて
学生ビザの有効期限を1日でも超えて滞在することは不法滞在となります。
もし、当初のコースを修了した後、さらに上のレベルのコースに進学するなどして滞在を延長したい場合は、現在のビザが切れる前に、ニュージーランド国内で学生ビザを新たに申請する手続きを行う必要があります。
新しくビザの申請手続きをするには新しい入学許可証や資金証明などが改めて必要となるため、現在のビザが切れる1ヶ月前を目安に、計画的に準備を進めましょう。
なお、期限内にオンラインで申請を完了させると、既存のビザが失効する前に「Interim Visa(暫定ビザ)」が自動的に発行されます。
これにより、新しいビザの審査を待っている間も、合法的に滞在し続けることができます。
アルバイトをする場合のルールと制限
ニュージーランドの学生ビザでは、一定の条件を満たせばアルバイトをすることが認められています。
主な条件として、NZQAカテゴリー1の学校で14週間以上、フルタイム(週20時間)就学をされる方は、学期中は週に20時間までの就労が許可されています。
そして大学やポリテクニックなどが定める長期休暇期間中はフルタイム(時間制限なし)での就労が可能です。
高校留学の場合、16歳以上で最終2学年(Year 12または13)に在籍していれば、条件付きで就労が許可されます。
学期中は週20時間まで、クリスマス・年末年始休暇中はフルタイムでの就労が可能です。 ただし、この就労許可を得るためには、ビザ申請時に学校とご両親からの同意書(Approval Letter)を提出する必要があります。
まとめ:学生ビザ申請に少しでも不安がある方は申請代行を検討しましょう
この記事では、ニュージーランドの学生ビザ申請に関する条件、費用、必要書類、そして注意点などを解説してきました。
ご覧いただいたように、申請プロセスはオンライン化されているものの、準備すべき書類はさまざまで、英語での正確な情報入力が求められます。
また、必要となる書類は申請者一人ひとりの状況によって異なり、例えばご家族から資金援助を受ける場合には追加の証明書が求められるなど、個別のケースに対応する必要があります。
それに加え、ビザの規定は予告なく変更されることもあり、常に最新の情報を追いかけるのは個人では大変な作業です。
ビザ申請に不安がある方は、申請代行サービスを利用するのも一つの選択肢です。
Gina & Partnersは、ニュージーランド留学を専門とし、数多くの学生様のビザ申請をサポートしてきた実績があります。ぜひ一度お問い合わせください。
ニュージーランド学生ビザに関するよくあるご質問
Qニュージーランドの学生ビザ申請にはどれくらいの資金証明が必要ですか?
ニュージーランドの学生ビザ申請では、学費とは別に、生活費として年間NZ$20,000以上、1年未満の場合は月額NZ$1,667以上の資金があることを証明する必要があります。
これは、本人名義の英文銀行残高証明書などで示します。加えて、帰国用の航空券代金、もしくはそれを購入できるだけの資金が別途必要です。
Q学生ビザでニュージーランドに滞在中、アルバイトはできますか?週何時間まで可能ですか?
はい、条件を満たせば可能です。学期中は週20時間まで、指定の長期休暇中はフルタイムでの就労が認められています。
ただし、以下の点にご注意ください。
高校生の場合: 16歳未満の方は原則として就労できません。16歳以上でも、ビザに就労許可が付与されている必要があります。
後から就労を希望する場合: ビザ申請時に就労許可を付けていなかった方が後から働くには、「Variation of Conditions(ビザの条件変更)」という手続きが別途必要です。
Qニュージーランドの学生ビザ申請から発給まで、どれくらいの期間がかかりますか?
オンライン申請後、審査にかかる期間の目安は通常4週間程度です。
ただし、申請内容や時期によって変動するため、早めに申請を完了させることを強くお勧めします。
Q学生ビザ申請に必要な英語力の証明は、必ず提出しなければなりませんか?
学生ビザ申請自体に、IELTSなどの英語力スコア提出は必須ではありません。
しかし、大学や専門学校など、入学条件として一定の英語力を求めている教育機関に入学する場合は、その学校が定める英語力証明を提出し、入学許可を得る必要があります。
Qニュージーランドの学生ビザは何ヶ月前に申請すればいいですか?
ビザの審査期間や書類準備にかかる時間を考慮し、コース開始日の3ヶ月前にはオンライン申請を完了させましょう。
特に、健康診断が必要な場合などは時間がかかるため、早めに準備を開始し、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。